2012年 全米プロゴルフ選手権

石川、谷口、藤田が全米プロ会場入り

2012/08/07 12:40
移動、連戦の疲労も残る中、石川遼にとっては体調のマネジメントも大切な要素。

今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」に出場する日本勢3選手が6日(月)、会場のサウスカロライナ州キアワアイランドリゾートで事前練習を開始した。

前週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」で50位タイに終わった石川遼はこの日、オハイオ州から空路で移動し、午後にコース入り。ラウンドは行わず、練習場で軽めの調整を行った。7月上旬に日本をたってから英国、カナダ、米国と渡り歩く連戦中。「今日1日で疲れを取りたいので、練習だけにしました」。

海岸線に位置する同コースは、グリーン上に独特の芝を含んでおり、微妙なタッチの違いが要求されそう。パッティング練習場で感触を確かめながら「先週のほうがだいぶ速い。(キアワは)ちょっと(球筋が)ぶれる感じがある。まあ、コースに出てみないと分からないですね」と7日(火)以降の調整を見据えていた。

前週は腹痛のため途中棄権した谷口徹にもようやく笑顔が。

また、「WGCブリヂストン―」の第3ラウンド開始前に腹痛のため途中棄権した谷口は、週末はオハイオ州に残り、ボールも打たずに静養に勤めていた。6日(月)に移動し練習場に姿を現すと、ショットを一通り確認。依然として体調不良が続き、満足に食事が摂(と)れていないというが、打撃レンジに残った最後の選手となった。

一方、前週はオープンウィークだった藤田寛之はこの日、早速9ホールの練習ラウンドを敢行した。今大会のコースはメジャー史上最長の7676ヤード。最上級にタフなモンスターコースで、日本勢の活躍にも期待がかかる。(米サウスカロライナ州チャールストン/桂川洋一)

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