藤本佳則、初挑戦での予選突破も「そんなことで驚いたらそれで終わり」

今年が「全英オープン」初挑戦の藤本佳則（22歳）が、初日「71」2日目「70」の通算1オーバー、40位タイで堂々の予選突破を果たした。日本人ツアールーキーとしては、史上初の同大会決勝ラウンド進出となった。

2日間36ホールで8バーディ、7ボギー、1ダブルボギーという出入りの激しいゴルフだが、フェイウェイキープ6位タイ（79％）という安定したティショットが藤本のゴルフを支えている。「今日はもうちょっとボギーを少なくできたと思う。もっと勉強しなくてはいけない」と目指すのはさらに上だ。

バッバ・ワトソン、リー・ウェストウッドという世界ランク上位選手とのラウンドにも萎縮せず、「ブッシュからでも（グリーンに）乗せてくる。ダボを打つようなゴルフをしていないのがすごい」と、観察する余裕もあった。初めての全英、リンクスコースへの挑戦で予選突破を果たしたが、「そんなことで驚いていたらそれで終わり。まだまだ上をみてやらないといけない」と、残り2日も全力で突き進む。（英国リザムセントアンズ／今岡涼太）