2012年 マスターズ

ガルシア「勝つ準備ができているのかは、分からない」

2012/04/07 11:01
首位に1打差で決勝ラウンドを迎えるS.ガルシア。悲願のメジャー初タイトルに前進した(David Cannon/Getty Images)

PGAツアーで7勝、欧州など他ツアーで14勝を挙げているスペインのセルヒオ・ガルシアだが、メジャー大会での優勝を期待されながらもそれはまだ実現していない。

今大会でのベストフィニッシュは2004年の4位タイ。昨年は2日目を終えて12位タイと好位置につけたものの、3日目に「75」と崩れて戦線を離脱している。「昔のマスターズは違った。以前のここはグリーンに向けて打っていくアプローチショットが重要で、すべてはグリーンとグリーン回りにあったんだ」とガルシア。「でも今は飛距離がないといけない。飛距離がなければ争えない。フェアウェイも狭くなっているし、これまで無かった木もたくさん植えられている。だから今は、ゴルフのすべてのショットを試されるコースなんだ」。

さらに今週は大会前に降った雨の影響でフェアウェイが軟らかく、ボールに泥がつきやすいと嘆く。「泥のついたボールがどう飛んでいくか、推測するのは難しい。信じるしかないけど、もし推測した通りじゃなかったら…ひどいことになる」。

とはいえ、条件はみな同じ。問題は自分自身がどうかということだろう。「僕が勝つ準備ができているかと聞かれたら、分からない。やってみるしかない。明日、どんなプレーをするかに懸かっているし、次は日曜日にどんなプレーをするか。準備ができていると言えたらいいんだけど、本当に分からないんだ。だから、僕は自分のベストを尽くして、それが良い結果になるのを祈るだけだよ」。

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