遼、オーガスタナショナルで練習ラウンド開始!
4月5日(木)に開幕する今季の海外メジャー初戦「マスターズ」に出場する石川遼が3月31日(土)、オーガスタナショナルGCで練習ラウンドを開始した。
前週フロリダ州のベイヒルクラブで行われた「アーノルド・パーマーインビテーショナル」に出場後、ジョージア州に入った石川は、前日30日(金)まで近郊のコースで練習を続けていたが、いよいよ本戦会場で最終調整に入った。この日は18ホールを回り、パープレーでラウンド。3つのボギーをたたいたが、11番でバーディ、15番(パー5)でイーグルを決めた。
マスターズウィークの前週とあって、芝の刈り込み具合など依然としてトーナメント仕様となっていないため、最初にチェックポイントとして挙げたのがティグラウンドからの景色。コース自体に大きな変化はなかったというが「自分が変わってきたので、見え方が変わってきた」と言う。
「(自分は)今まではドロー、ハイドロー、一辺倒のショットだった。オーガスタはドローヒッターのほうがやりやすいと言われているが、11番、18番は(一般的にドローヒッターが不利といわれる)右ドッグレッグになっている。でも(両ホールで)立ちやすくなっていた」。2009年から今年で4年連続の出場となるが「練習場でもイメージを膨らませて練習をしてきたし、いろんなコースもプレーしてきた」と、磨いてきたストレートボールがティグラウンド上で自信をもたらしている。
とはいえ開幕に向け、オーガスタナショナルは今後、日々恐怖心をあおるようなセッティングへと変化を遂げていく。「正直、これからだと思っている。大事なのはアイアンの距離感。慣れていかないといけない。月曜日から水曜日の間にグリーンでのボールの転がり、スピードを確認したい」と残り期間での課題を示すのも忘れなかった。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)