2012年 マスターズ

遼、マスターズに向け“新ドライバー”をテスト

2012/03/30 11:41
石川遼は新たにシャフトを短くしたドライバーをテスト中。0.5インチの差が、プレーに安定感をもたらすか。(写真はアーノルド・パーマーインビテーショナルから)

4月5日(木)からジョージア州のオーガスタナショナルGCで行われる今季の海外メジャー初戦「マスターズ」に出場する石川遼が、マイナーチェンジしたドライバーを試している。

前週、フロリダ州ベイヒルクラブ&ロッジで行われた「アーノルド・パーマーインビテーショナル」まで石川はグラファイトデザイン社製の45インチのシャフトを挿したドライバーを使用していた。しかし同大会の練習中に、グリップを短く握ってスイングを続け好感触。担当者に新たに44.5インチのものをリクエストしていた。

石川は今週、オーガスタナショナルGC近隣のコースで調整を続けているが、その中で、試作品のクラブをさっそくテスト。「タイミングが合う。いままではドライバー以外、スプーンからサンドウェッジまでが“別物”のようだったが、同じようなリズムで打ちたいと思った」と納得した様子を浮かべた。

4年連続の夢舞台を一週間後に控え、重視しているのがパターも含め14本のクラブによるスイングの一貫性。もちろん、シャフトが短くなった分の飛距離のロスが懸念材料となるが、「ミートする確率は良くなったんじゃないかと思う。10球打ったときの平均飛距離で言えば、(45インチのものよりも)伸びていると思う」。本戦でどちらを使用するかは未定だが、最終調整期間でベストな選択をする。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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