2012年 WGC キャデラック選手権

タイガー、左アキレス腱痛再発で途中棄権

2012/03/12 10:12
12番のティショットを打ち終えた直後、左足アキレス腱痛のため棄権したタイガー・ウッズ(Scott Halleran /Getty Images)

「WGC キャデラック選手権」に出場していたタイガー・ウッズが、最終日に左アキレス腱の痛みを訴え、途中棄権した。

「今朝ウォーミングアップ中に違和感に気付き、プレーを続ける中で痛みが増した。過去には(痛みを残しながらも)続行したこともあるが、今回は断念せざるを得ない状況だった。来週早々にも慎重に判断する必要があるだろう」と書面でコメントを残している。

2オーバーで迎えたハーフターンではシューズを履き替え、やや足を引きずりながらもプレーを続行。しかし12番のティッショトを打ち終えると、苦痛に表情を歪め、これ以上の続行は不可能と判断。同組でラウンドしていたウェブ・シンプソンに握手を求め、コースを後にしたと言う。「僕も彼に特別な注意を払っていなかったので、途中では気付かなかったけど、12番のティショットで明らかに痛みがあることは、そのときの彼を見て分かった」とシンプソン。

タイガーが診断を公表するまで詳細は不明だが、痛みを訴えたのは、昨年の「マスターズ」で負傷した時と同じアキレス腱。3日目を終えたインタビューで体の調子を聞かれ、「良好だ」とこたえていたタイガーだが、けがの状態が心配される。

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