米国男子ツアー

PGA、2013年は秋開幕? プレジデンツ杯の韓国開催も

2011/11/10 11:02

AP通信が伝えたところによると、早くて2013年からPGAツアーのシーズンがFedExカップのプレーオフシリーズ終了直後に開始される可能性があると、6日、PGAツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェムが語ったという。

「ネイションワイドツアーの再構築とツアーの秋開幕について、何パターンかの可能性がある」とフィンチェム。「もしそうなれば、ものごとはより簡単になる。それに、それが私の進みたい道だ」。

ツアーが秋に開幕することにより、現在は賞金ランキング対象外となっている「CIMBアジアパシフィッククラシック(マレーシア)」「WGC-HSBCチャンピオンズ(中国)」がランキングに組み込まれ、他の米国内の試合と同等のステータスが確保される。

また、PGAツアーオフィシャルは、ネイションワイドツアープレーヤーと、PGAツアープレーヤーの中でプレーオフシリーズに残れなかった選手が、次年度のPGAツアー出場権を掛けて独自シリーズを戦うプランを検討しているという。同時にQスクールはネイションワイドツアーの出場権を確保するためのものになるという。

これらの案は、来年1月にトーレ・パインズで開催されるプレーヤーミーティング、さらに3月のPGAツアーポリシー委員会での話し合いを経て、実現へと進む。

また、さらにアジアでの試合を増やそうとしているかとの質問には「No」と答える。現在のスケジュールには満足しており、可能性は否定しないものの、積極的な誘致は控えている状況だ。

一方で、次週開催される「プレジデンツカップ」の2015年大会は、アジアでの実施に「大変強い興味を持っている」という。韓国、日本、中国がその候補地として取り沙汰されているというが、「プレジデンツカップチームに3名が選出され、選手育成の基盤のしっかりしている韓国に我々は注目している」とフィンチェムは言う。ここでも、日本は後れをとってしまっているようだ。