2011年 全米プロゴルフ選手権

R.マキロイは序盤につまずき64位に後退

2011/08/14 09:32
テーピング姿が痛々しいロリー・マキロイ

米ジョージア州のアトランタ アスレチッククラブで開催中のメジャー今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」3日目。3オーバーの53位タイからスタートしたロリー・マキロイ(北アイルランド)は3バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの「74」と崩れ、通算7オーバーの64位タイに後退。メジャー2勝目が遠くかすんだ。

「ひどいスタートで、またイライラする一日だった」。ラウンド後のマキロイは憮然とした表情で話した。出だしの1番でいきなりダブルボギー。さらに3番、6番もボギーをたたくと、8番ではフェアウェイからの第2打で確実にグリーンをとらえながらも3パットを叩いてしまった。

後半は13番から2連続バーディを奪うものの、直後の15番(パー3)でティショットを右手前の池に入れてしまいダブルボギー。17番(パー3)ではティショットが池とグリーンを分ける縁の石段でボールが跳ね上がり、ピンそば3メートルにつくという“珍プレー”も生まれたが、このチャンスも活かせない。最難関の最終18番のバーディフィニッシュにも表情は硬かった。

初日に痛めた右手首は「大丈夫。サポーターを巻いているけれど、昨日よりもかなり良くなっている」という。それよりも問題はグリーン上。ムービングデーに33パットでは浮上は見込めない。「グリーンのスピードが合わない。今週はずっと悩まされている」とため息をついた。

トップタイのブレンダン・スティールジェイソン・ダフナーからは14打差に。「今週はまだ1回もアンダーパーを出していないから、明日は何とか出せるようにしたい」と目標を下方修正するしかなかった。(米ジョージア州ジョンズクリーク/桂川洋一)

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