2011年 全米プロゴルフ選手権

手負いのR.マキロイが決勝ラウンドへ

2011/08/13 10:51
ロリー・マキロイの右腕には白いサポーターが。大事には至らず本人もとりあえずは一安心

米ジョージア州のアトランタ アスレチッククラブで開催中の海外メジャー今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」初日に右手首と前腕を痛めたロリー・マキロイ(北アイルランド)が気合のラウンドを見せた。イーブンパーの23位から右手首にテーピングを巻いた状態でスタートし、3バーディ、3ボギー、1トリプルボギーの「73」。通算3オーバーの53位タイでなんとか決勝ラウンドへ進んだ。

第1ラウンドの3番ホール、第2打を放った際に右腕に激痛が走り、ラウンド後に精密検査を受けたマキロイ。しかし「今朝起きたら、張っていたけれど痛みは無かった。練習場で打ってみたら、大丈夫だと思ったのでプレーすることにした」と右腕にサポーターを巻いてティグラウンドに立った。

しかし「もしもメジャーで無かったら、おそらく昨日の段階で止めていた」という強行出場。出だしの10番でいきなりボギーを叩く苦しいラウンド。その後、グリーン左手前のカラーから沈めた12番と、16番でバーディを奪うが、続く17番ではティショットのクラブ選択に悩んだ末、6番アイアンで池に入れた上に3パットのトリプルボギー。後半は1バーディ、2ボギーとし首位とは8打差でムービングサタデーに突入する。

「チャンスはいくつかあったけれど、パットが良くなかった。今週はグリーン上で苦しんでいる」とマキロイ。手負いの状態が続く中、「残り2日でなんとかいいプレーができれば」と意気込むが、果たしてそのプレーの行方は?(米ジョージア州ジョンズクリーク/桂川洋一)

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