池田勇太は75位 気持ちを切り替え「全米プロ」へ
米オハイオ州で開催された世界ゴルフ選手権シリーズの今季第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」最終日。13オーバーの75位タイからスタートした池田勇太は1バーディ、5ボギーの「74」でまわり通算17オーバーの75位で大会を終えた。
最終日にトップスタートとなってしまった池田だったが、前半は安定したゴルフを展開した。出だしの1番でティショットを大きく右に曲げながらも、第2打でグリーンに乗せてパーセーブ。続く2番(パー5)で第2打をグリーン手前まで運び、バーディを先行させた。7番(パー3)でティショットを左手前のバンカーに入れ、ボギーとしたが、折り返しの9番では5メートルのパーパットを沈めた。
しかし後半の13、14番ではフェアウェイからのセカンドショットがいずれもグリーンをとらえることができずに2連続ボギー。16番では1メートルのパーパットを外し、多くのギャラリーのため息を呼んだ。最終18番ではグリーン左手前のバンカーから寄せることができずにボギーフィニッシュ。最後までグリーン上で苦しんだ。
もどかしさと悔しさに満ちた4日間。だが「考えてみればパットだけ。他は悪いところを見つけるのが難しいくらい。昨日、今日もショットだけでもズルズルいかないように、きっちりやっていこうと考えた。調子を崩すことなくやっている」と話した。
日本勢でただ一人予選を通過した7月の「全英オープン」から、今季初優勝を挙げた「サン・クロレラクラシック」を含め休みなく戦い続けており、疲労の色は隠せない。それでも11日開幕の今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」に向け、「来週は本当に楽しみ。明日、明後日で気持ちを入れ替えてやっていきたい」と前向きに話し、アトランタへと向かった。(米オハイオ州アクロン/桂川洋一)