2011年 WGCブリヂストンインビテーショナル

池田勇太は2日目もパットが入らず72位タイ

2011/08/06 08:56
池田勇太はグリーン上で厳しい表情が続いた

米オハイオ州のファイヤーストーンCCで開催中の世界選手権シリーズ今季第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」2日目。4オーバーの72位タイから出た池田勇太は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「72」とスコアを落とし、通算6オーバーに後退。順位は72位のまま浮上できなかった。

「パットが入ってくれりゃあ、それでいい」。ラウンド後の一言がすべてを物語っていた。初日にパッティングで苦しんだ池田は第2ラウンドを1番ティから開始。しかしまたしてもショットがキレを見せる一方で、グリーン上で首をかしげた。7番でラフからのアプローチが寄らずボギーを先行させた直後に、8番で残り166ヤードの第2打をピンそば2メートルにつけてバーディを取り返すが、後が続かない。

13番で7.5メートルを沈め2つ目のバーディを奪っても、17番では1メートルのパーパットがカップにけられてボギー。「我慢するのも疲れましたね」。最終18番では左ラフからの第2打が木にあたって20ヤードしか飛ばないトラブル。結局4オン2パットのダブルボギーフィニッシュに、大きく肩を落とした。

ラウンド中は2メートル以内のパットでもグリーン上の傾斜が書き込んであるメモをチェックする念の入れよう。しかし「午後スタートということもあってグリーンも少し荒れていて、スパイクマークにけられるところもあった。でもそれも運だし、運も味方につけなくてはいけない」と唇をかむ。それでも「ショットは良いし、ひとつ入ってくればゴルフもどんどん良くなってくる」と、さじは投げない。復調に期待しながら3日目に入る。【米オハイオ州アクロン/桂川洋一】

2011年 WGCブリヂストンインビテーショナル