2011年 WGCブリヂストンインビテーショナル

R.マキロイが米ツアー復帰へ傾く

2011/08/04 14:10
米ツアー本格復帰を考えているロリー・マキロイ(Sam Greenwood/Getty Images)

4日(木)~7日(日)に米コロラド州ファイヤーストーンCCで行われる今季の世界ゴルフ選手権シリーズ第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」。開幕前日の3日(水)、ロリー・マキロイ(北アイルランド)が、来季以降の主戦場を再び米ツアーに移す考えを示した。

6月の「全米オープン」で2位に8打差をつける圧勝でメジャー初優勝を成し遂げたマキロイ。昨年末に米ツアーメンバーのシード権を放棄し、今季の主戦場を地元の欧州ツアーとした22歳の“進路”に再びスポットライトが当たっている。この日、マキロイは公式会見で「もう一度(米国)ツアーのカードを取る方に傾いている。こっちの方が僕はベストなプレーができると感じている。この国は心地がいい。戻ってきて全日程をここでプレーすることを楽しみにしている」と来シーズン以降の構想を明らかにした。

25位タイに終わった先月の「全英オープン」終了後、マキロイは「基本的に、僕のプレースタイルはどんなコースやコンディションにもマッチすると思っているんだけど…こんな状況では楽しむことができない」と雨風の強かった4日間を振り返った。「僕は気温が(華氏)80度(約26℃)くらいあって、晴れていて、こんなに風が強くない時に戦いたい」と苦笑いを浮かべていた。

この日はその“心変わり”の理由を突っ込まれると「天気のせいじゃないよ」と笑いながら切りだし「僕にはここ(米国)のコースの方があっているんじゃないかと感じている。みんなそれぞれ得意な大会があって、僕の場合はこっちなんじゃないかって」。確かにマキロイの通算3勝のうち、1勝は欧州ツアーの「ドバイ・デザートクラシック」で、2勝は昨年の米ツアー「クエイルホロー選手権」と今年の「全米オープン」だ。

来週の「全米プロゴルフ選手権」終了後には、フロリダ州にある同郷のグレーム・マクドウェルの自宅を訪れるとともに、自身の家も探す予定だという。いずれにせよ正式決定はシーズン終了後。若きタレントの動きは注目の的となる。【米オハイオ州アクロン/桂川洋一】

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