藤田寛之は痛恨の4連続ボギーでフィニッシュ
2011/07/15 05:32
今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」が14日、イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開幕。藤田寛之は1バーディ、6ボギーの「75」で回り、5オーバー126位と苦しいスタートになった。
後味の悪い上がりホールに、藤田の表情も曇った。日本人6選手の先陣を切ってティオフすると、3番(パー3)でグリーン奥からのアプローチを直接沈めてチップインバーディ。強い風が吹いた午前スタートで上々の立ち上がりを見せた。
しかし7番で初のボギーを叩くと、10番でついにオーバーパーに。そして1メートルのバーディチャンスを外した14番からパッティングに苦しみ、予期せぬの展開が待ち受けていた。15番の4メートル、16番の1メートル半などパーパットをことごとく外してスコアは後退。最終18番でもアプローチが寄り切らず、2メートルのパットがカップに嫌われ、痛恨の4連続ボギーをたたいてホールアウト。前半の我慢が嘘のように5オーバーまで転がり落ちてしまった。
「強い風の中、結構いいゴルフをしていたが、パットで最終的に苦しんだ。連続ボギーだけは避けたかったが…」と唇をかむ藤田。ラウンド後は練習場に直行し、ショットの後に念入りにパット練習を繰り返した。最初の目標である予選通過について「可能性的には厳しいがゼロではない」と必死に顔を上げ、巻き返しを図る。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】