2011年 全米オープン

68位フィニッシュの久保谷「何もできなかった」

2011/06/20 11:02
初出場で予選突破を果たしながらも、68位と下位に沈んだ久保谷健一

「全米オープン」最終日を通算7オーバーの57位タイで迎えた久保谷健一。ここまでの3日間はすべてオーバーパー。「最後ぐらいはアンダーで回りたい」と有終の美に向けてスタートを切ったが、その想いとは裏腹の展開が続いた。

スタートホールの1番から3連続ボギーと、出鼻をくじかれる立ち上がり。「3発に1回しか(良いショットが)出ないんじゃ、スコアにならないですよね」。その後も9番から4連続ボギーを叩くなど、1バーディ、7ボギーの「77」を叩き、通算13オーバーの68位タイに後退。「何もできなかった」という言葉とともに、久保谷の「全米オープン」初挑戦は幕を閉じた。

その中で、久保谷には貫き続けた1つのテーマがあった。「4日間とも毎日違うプレースタイルでやった」。この日も、ショットにおいて「今まで押し出していたのを引っ張ってみよう」と試みたが、残念ながら結果には繋げられなかった。それでも「いろんなことができたし、4日間とも毎日違うプレースタイルでいけた。全部出し切れた感じですね」と、メジャーの舞台で全てを試せたことは大きな収穫。その表情に後悔はうかがえなかった。

帰国して間もなく、国内ツアー「~全英への道~ミズノオープン」が控えている。ターゲットを次なるメジャーに切り替え、過去2回出場している「全英オープン」出場権を巡る争いに身を投じる。

2011年 全米オープン