タイガー、左ひざ痛が再発・・・2年連続の棄権
2011/05/13 09:05
フロリダ州TPCソーグラスで開幕した米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ」初日。タイガー・ウッズが9ホール終了後、左ひざ痛を理由に棄権した。タイガーは、昨年大会の最終日でも6ホール終了後に首痛により棄権していた。
タイガーは、今季メジャー初戦「マスターズ」3日目の17番、松の葉で埋まる足場の悪いライからセカンドショットを打った時に、左ひざとアキレス健を痛めていたことが発覚。先週の「ウェルズファーゴ選手権」での復帰が見込まれていたが、症状の回復が思わしくないために欠場。今週の出場に向けて調整を続けていた。
マーティン・カイマー(ドイツ)とマット・クーチャーという注目組でスタートしたタイガーだが、「今朝のウォーミングアップでは良い状態だったが、次第に悪くなった」と、ショット後に表情を歪める場面も目立つなど、ショットに精彩を欠く。「まず、ひざが痛み始めた。それに続いてアキレス腱が痛みだし、最後はふくらはぎが痙攣しだした」。前半9ホールを終えて、トリプルボギー1つとボギー3つを重ね、6オーバーの「42」。カイマーとクーチャーの元に歩み寄り、棄権を表明した。
「僕たちの後ろを、本当にゆっくりと歩いていることには気づいていた」とカイマー。タイガーは「歩くのもつらい」と力なく話した。復帰はいつになるのか?「それは分からない」とウッズは言う。「まだ9ホールを終えたばかりだ。医者がなんと言うか、その内容を数日かけて精査する時間が必要だ」。深刻さもうかがえるその症状が心配される。