2011年 マスターズ

池田は無念の予選落ち「来年、必ずここへ」

2011/04/09 11:41
2日連続の「74」通算4オーバーで2年連続予選通過とはならなかった池田勇太(Andrew Redington/Getty Images)

「マスターズ」初日では、4人の日本勢で唯一のオーバーパーとなる2オーバーを叩き、2オーバーの64位タイと出遅れた池田勇太。2日目は、44位タイ以上というカットラインを見据えながらの厳しい状況で迎えた。

だが、序盤の2番パー5では3打目がグリーンをオーバー。アプローチもミスとなり、5オン1パットのボギー。スコアを伸ばすべきパー5で、手痛いミスを犯してしまう。その後もスコアを伸ばすには至らず、2バーディ、4ボギーの「74」。通算4オーバーの64位タイで予選落ちを喫し、2年連続の決勝ラウンド進出は叶わなかった。

ホールアウト後、報道陣の前を通り過ぎてクラブハウスに直行。気持を整理する時間が必要だったのだろう、20分ほどしてから顔を出し取材に応じた。「昨年は絶好調で迎えられた。それだけのことだと思う。今年は調子が悪かったけど、その中でやれることはやった」といつもと変わらぬ口調で、それでも無念さを胸奥に押し込めるように総括する。「これから日本や国外のトーナメントでできることをして、来年必ずここに戻ってくることを見据えればいい」。

そして気持ちは、来週開幕を迎える国内ツアーへ。「東建から、開幕戦で優勝するくらいの気持でやっていくしかない。気持を前向きにし、日本ツアーに向けて頑張りたい」。今週の悔しさの全てを、日本ツアーにぶつける。

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