T.ウッズ、イーグル奪取も29位タイに後退
2011/03/27 08:27
今季の米国男子ツアー第13戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」は26日(土)、フロリダ州ベイヒルGC&ロッジで第3ラウンド。3アンダーの10位タイで出たタイガー・ウッズは「74」とスコアを落とし通算1アンダーの29位タイとなった。
首位に6打差からムービングサタデーの追い上げを狙ったウッズは、出だしの1番でいきなりボギーをたたく苦しい序盤。しかし湖の周りを反時計回りに半回転する6番(パー5)ではティショットで325ヤードを飛ばしてフェアウェイをキープ。5番アイアンで2オンに成功すると、3.5メートルを沈めてイーグルを奪いガッツポーズを見せた。
これで俄然勢いに乗るかと思われたが、その後はショット、パットがかみ合わずにスコアを伸ばせない。そして13番。フェアウェイから残りわずか118ヤードの第2打を池に落とし、グリーン脇からの第4打で寄せるものの、1メートル強のパットを外してダブルボギー。「明日につなげるためには(第3ラウンドで)3アンダーか4アンダーは必要だろうと思っていたから、積極的にいかなければいけなかった」。まさかの失速にギャラリーは凍りつき「代償は大きかった」と息を吐いた。
「パターの感触は素晴らしいし、アプローチもいい。今週は気持ちよくプレーできている」と話すが、スイング改造の成果は、いまだ4日間を通じた結果にはつながっていない。過去6度の優勝を誇る同大会での復活劇は厳しい状況。2週後の「マスターズ」に向けても「いま取り組んでいることを変えずにやっていく。同じことをね」と話した。