トランジションズ選手権出場の石川遼「マスターズ」への試金石に
2011/03/16 09:46
3月17日(木)から20日(日)に、フロリダ州のウェスティンイニスブルックリゾートで行われる米国男子ツアー第12戦「トランジションズ選手権」に出場する石川遼が15日(火)、当地で練習ラウンドを行った。
石川は同大会に3年連続3度目の出場となる。2009年大会は米国男子ツアーで初の予選通過を果たしたが、昨年は初日に「83」をたたいて12オーバー、最下位スタートとなり結局140位で予選落ち。喜びと屈辱を味わった舞台だ。
この日はアウトの9ホールで練習ラウンド。50~60ヤードのショット、グリーン周りの粘着質のラフからのアプローチを繰り返した。米ツアーの開催会場の中では、熟知しているコースとあって過度な緊張感もない。それだけに結果への執着心ものぞかせた。
また、「落としどころに傾斜があったり、ブラインドホールが多いのはオーガスタに似ている。そういうホールをいかに攻めていけるか。自分のボールの種類を増やしていけば、受け入れられるホールも多くなる。それもマスターズと似ている」と、好スコアをマークできれば、4月の大舞台に向けても自信になる。
初日、2日目はJ.J.ヘンリー、ゲーリー・ウッドランドと同組でのラウンドが決定。東北地方太平洋沖地震から依然として続く国内の被害状況に心を痛めながら「もちろん(日本の)皆さんのために頑張りたいという、気持ちは普段から思っていることですが、その思いは強くなっている」と話した。