2011年 ノーザントラストオープン

【GDO EYE】ツアー初優勝なるか!?開き直ったケビン・ナ

2011/02/20 11:23
今週は気負いがなく、リラックスしてプレーしているのが奏功しているケビン・ナ

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」の3日目、通算5アンダー6位タイからスタートしたケビン・ナが、スコアを4つ伸ばして2位タイに浮上。首位と1打差で最終日を迎え、ツアー初優勝を狙える位置に浮上してきた。

顔立ちはアジア系のケビンは、両親が韓国人だが、生まれてすぐに米国に移住したため、米国籍で本人も生粋のアメリカ人という誇りを持つ。2001年にプロ転向を果たし、04年からツアーに本格参戦している。その04年にはトップ5以内が2回、05年はプレーオフ敗退を含む2位が2回。09年はトップ5入り5回で、昨年も2位が1回に3位が1回と優勝のチャンスはあったが、未だ栄冠は掴んでいない。

今季は「ソニーオープンinハワイ」から参戦し20位タイ、翌週の「ボブ・ホープクラシック」では5位タイに入る好スタート。しかし、その翌週から先週まで3試合連続で予選落ちを喫してしまった。ところが、今週は3日目を終えて2位タイと、再び調子を取り戻したが、その理由を本人やマネージャーは気持ちの問題と話す。

ボブ・ホープが終了した時点でケビンのワールドランキングは66位まで上昇。3週間後の時点で64位以内に入れば「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」に出場が可能となる。あと一歩というところで、気合いが空回りしての連続予選落ち。特に、その2週目に開催されたフェニックスは、慣れ親しんだコースだったこともあり落胆は大きかったという。

そして、マッチプレーの出場資格を逃した今週は「開き直り」という気持ちでリラックスしてプレー出来ていることが、好成績に繋がっている。現在首位と1打差、十分に逆転優勝も可能な位置だが・・・。ここでも気合いが空回りしないことを祈りたい。(編集部:本橋英治)

2011年 ノーザントラストオープン