2011年 ファーマーズ・インシュランスオープン

T.ウッズ、今季初ラウンドに「満足している」

2011/01/28 11:08
今季初戦を迎えたタイガー・ウッズ。まずまずの滑り出しで残り3日間へ挑む(Donald Miralle/Getty Images)

タイガー・ウッズの2011年が幕を開けた。27日(木)に初日を迎えた米国PGAツアー第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」。今季初の公式戦出場となったウッズは3バーディ、ノーボギーの「69」で回り、首位とは5打差の3アンダー、22位タイでスタートした。

この日、トーレパインズGCのノースコースを回ったウッズは、前半インの12番(パー3)で最初のバーディ。しかしその後は「きょうはショットをピンの上につけてしまった」と、ほとんどのホールで下りのパットを残してチャンスを作れず苦労した様子。後半の6番(パー3)で8メートルのバーディパットを沈めると、膝をかがめ息をついた。

また「易しいパー5でスコアを伸ばせなかった。きょうのコースはPGAツアーでも1、2を争うくらい、フェアウェイキープするのは難しかったと思う。ラフも長くてタフだった。フェアウェイがすごく狭くて、風も舞っていた」と、4つのパー5はすべてパーと振るわず。完全復活を予感させるロケットスタートとはいかなかった。

それでもノーボギーでまとめたこと、そして昨季途中から取り組んでいるスイング改造に「どんどん良くなっている。進化しているよ」と手ごたえ。まずまずの出だしに「満足している」と、その表情には安堵の色が浮かんでいた。

完全復活を期すファンにとって気がかりなのは、この日ウッズがラウンドしたのが、よりイージーなノースコースだったこと。例年の全選手の平均スコアでいえば、ノースコースの方がサウスコースよりも2打以上良いスコアが出ている。「あした(28日)回るサウスコースではパー5を攻略して、もう少し良いラウンドをしたい」とウッズ。会場のトーレパインズGCは前身の「ビュイックインビテーショナル」で過去6度優勝、2008年の「全米オープン」ではロコ・メディエイトとのプレーオフを制した。抜群の相性を誇る舞台で巻き返しを狙う。

2011年 ファーマーズ・インシュランスオープン