2010年 全米オープン

池田、105位タイから巻き返して予選突破!

2010/06/19 13:23
2日目に大きく巻き返し、「全米オープン」初出場で予選突破を決めた池田勇太

「全米オープン」初日はパットに苦しみ、6オーバーの105位タイと大きく出遅れた池田勇太。14番で叩いた痛恨のトリプルボギーが大きく響く結果となったが、裏を返せば14番を除けばプレー内容は悪くなかったとも言えた。

1ストロークの差で順位が大きく入れ替わるのが「全米オープン」の特徴だ。初日はパットに苦しんだ感もあった池田だが、迎えた2日目は「昨日よりは良かった」と安定したプレーを披露。10番からスタートした前半は2バーディ、1ボギーと1ストローク伸ばし、一気にリーダーズボードを駆け上がる。

終盤の7番、9番とボギーを叩いたが、この日「72」と1ストローク落とすにとどめ、通算7オーバーの59位タイに急浮上。「とりあえずは予選を通って良かったです」と、海外メジャーでは今年の「マスターズ」に続く2度目の決勝ラウンド進出を果たした。

「あと2日は伸ばせるだけ伸ばすだけ」と池田。「アグレッシブにいき過ぎてもダボを打ったらしょうがない。加減だね。それなりの所に打てればいいと思う」と、攻守のバランスをポイントに掲げた。「1つ伸ばせば周り(の選手)が落ちてくる試合なので、できる限りのことをすればいいと思います」。しのぎ合いの展開だけに、この日のように大きくジャンプアップできる可能性も孕んでいる。池田の戦いは、まだまだこれからだ。

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