2010年 全米オープン

まさかの展開・・・遼、予選同組のワトソンと練習ラウンド

2010/06/16 12:17
予選ラウンドを共にする石川遼とT.ワトソンが練習ラウンドを共にした

「全米オープン」公式練習日の2日目となる15日(火)、石川遼横尾要と2人で練習ラウンドをプレー・・・するはずだった。ところが、いざ当日になって組合せを見ると、そこには石川が予選ラウンドをともにするトム・ワトソンの名前が。開幕を前に、アメリカでも注目されている組合せが練習ラウンドで実現した。

「一瞬は緊張しましたが、木曜日に初めてお会いするよりも、今日お会いできてラッキーでした」。石川が歳の差40以上のワトソンの全盛期を知る由もないが、昨年の「全英オープン」での活躍も含め、「パワフルなスイングも年齢を感じさせないし、50歳を過ぎてもメジャーで優勝争いをして、すごく強い方だと思います」と、その健在ぶりを改めて実感していた。

1982年、同じペブルビーチで開催された「全米オープン」。ワトソンが17番パー3で劇的なチップインバーディを決めた地点で、ワトソンと記念写真をパチリ。「あの時はライが悪くて、サンドウエッジで打ったんだ」との説明を受けたという。その他にも、ワトソンが「オハヨウゴザイマス」、「ゲンキデスカ?」など日本語で話しかけるなど、和やかな雰囲気でイン9ホールのラウンドを終えた。

ワトソンも「スイングが綺麗だし、とても良いプレーヤーだ」と石川を評価。「自分の中では良い状態が続いていますし、試合でもワトソンさんの前で良いプレーをしたいですね」と、本戦に向けてさらに意欲を増した様子だった。

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