2010年 全米オープン

遼、全米OPに向け渡米「どれだけ難しいか楽しみ!」

2010/06/08 18:19
成田空港で渡米会見を行った石川遼。世界一という難コースに挑むために気を引き締める

今季の海外メジャー初戦「マスターズ」では、2年連続予選落ちとなった石川遼が、第2戦「全米オープン」出場に向け成田空港から飛び立った。石川は昨年日本ツアーの賞金王になったことで「全米オープン」への初めての出場権を獲得している。

渡米前に成田空港で会見を行った石川は「世界一タフなセッティングということで、すごく楽しみです。ただ、コースのセッティングが怖いというのもありますので、楽しみと不安は半々ですね。今まで、出場してきた試合はいつも優勝を目指して出場していましたが、今回がもっとも優勝の可能性が低い試合ですね」と、少し弱気にも取れる素直な気持ちを明かした。

今年の全米オープンが開催されるのは、2月にPGAツアー「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」が開催された、カリフォルニア州のペブルビーチゴルフリンクス。石川は練習日と、大会3日目の予選第3ラウンドで同コースをラウンドし、予選落ちに終わっている。

「前回、2ラウンドしてみて、6番と7番が印象的です。あとは、18番ですね。左サイドが海に面していて、ティショットは海の上空に打ち出して、風を計算してフェアウェイを捕らえるようにしたい。前回は2回とも右のラフに入れてしまったので」と、前回の経験を踏まえた攻め方もすでに考えている。

また、今回の挑戦でもっとも重要になるのは、石川がもっとも練習を積んでいるドライバーショットだと話すが「スコアメイクという点では、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、パターの3本が大事ですね。100ヤード以内のショートゲームでいかにスコアをまとめるかが重要になると思います」と戦略を語る。

石川は現地時間の8日(火)にカリフォルニア入りし、練習を開始する予定だ。開催コースのペブルビーチで練習ラウンドが行えるのが、いつからなのかは現時点で不明のため、隣接したコースでの調整も検討している。

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