メジャーで2年連続トップ10なし 松山英樹はツアー終盤戦へ「そこそこの順位じゃなく、結果に」
◇メジャー最終戦◇全英オープン 最終日(19日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7223yd(パー70)
最後まで、ひとつでも上の順位を目指して戦い抜いた。小高い丘の上に設置された最終18番のティイングエリアで、松山英樹は1Wを握った。フィニッシュを決めた一打は、不規則に吹きつける風をものともせずフェアウェイ中央をとらえた。3Wを選択した日もあり、「バーディ取ればトップ10に入れるかな」という攻めの選択だった。しかし、8mのバーディパットがカップに届かない。この日を象徴するような幕切れに、34歳は視線を落とした。11位から出た最終ラウンドは「70」と伸ばせず、通算4アンダー14位でメジャー今季最終戦を終えた。
無念さをにじませるのが、4番からの4ホールだった。2番で2.5m、3番で手前エッジからパターで4mのチャンスを沈めて2連続バーディを先行させた。しかし、1mのパーパットがカップに蹴られた4番を境に流れが一変する。321ydの5番(パー4)では1オンを狙ったものの、グリーン左からのアプローチが7mショートして伸ばせなかった。
6番で1Wショットを右の茂みに打ち込みボギー。7番(パー3)でもグリーン左奥からのアプローチが5mショートして後退した。「昨日から明らかに(グリーン)スピードが落ちていた」。刻一刻とコース状況が変わるリンクスコースの厳しさに跳ね返された最終日。「やり直したいっていうぐらい悔しい結果になりました」という一言に、思いが凝縮されていた。
これで今季の4大メジャーを戦い終えた。全てで決勝ラウンドに進む安定感を示した一方、最高順位は「マスターズ」の12位。2024年「全米オープン」(6位)を最後に、メジャーでトップ10に入っていない。PGAツアーはここから終盤戦を迎える。年間ポイントレース(フェデックスカップ)は現在37位。次週の「3Mオープン」(23日開幕/ミネソタ州TPCツインシティーズ)からレギュラーツアー最終3試合に出場し、プレーオフシリーズに臨むスケジュールを組む。
全英オープンから上位30人による8月の最終戦「ツアー選手権」までの最長7連戦は始まったばかり。「少しずつ良くなってきていると思う。早く、そこそこの順位じゃなく、結果として出していきたい」。12度目の全英オープンで味わった悔しさを、残されたシーズンにぶつけていく。(イングランド・サウスポート/中村文香)