2026年 全英オープン

「もう少し伸ばせた」3アンダー 松山英樹は予選通過圏外の初日から“鬼門”も越えた

2026年 全英オープン 3日目 松山英樹
松山英樹は予選通過圏外からのスタートで、最終日を上位で迎える

◇メジャー最終戦◇全英オープン 3日目(18日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7223yd(パー70)

ムービングデーを戦い終えた松山英樹には、「もう少し伸ばせたかな」という感触が残った。「67」というスコアでもそう感じるのは、それだけチャンスを作り続けられた証。38位から7バーディ、2ボギー1ダブルボギーと3つ伸ばし、通算4アンダー11位まで順位を押し上げた。

2026年 全英オープン 3日目 松山英樹
ロングショットの状態をキープ

初日は2オーバー85位と出遅れ、予選通過圏外で終えた。懸命の調整で2日目に持ち前のショットのキレを取り戻して「67」をマークし、38位で決勝を迎えていた。前日に感じた好転への手応えは、この日も「悪くなかった」という。

2026年 全英オープン 3日目 松山英樹
ジャスティン・トーマスとの2サムだった

だから大きく後退する局面でも、冷静だった。2バーディを先行させて迎えた6番。ティショットが右バンカーのふちに止まり、スタンスをバンカー内でとらざるを得ずレイアップを余儀なくされた。第3打はグリーンをとらえたものの、傾斜でフェアウェイまで戻され、ダブルボギーをたたいた。全英オープン出場は12回目。リンクスコースならではの厳しさとも、冷静に向き合える経験がある。続く7番(パー3)でティショットをピン手前4mにつけ、すぐさまバーディを奪取。流れを引き戻した。

2026年 全英オープン 3日目 松山英樹
最終18番でフェンスの向こうで救済を受けた

後半で勢いは加速。218ydの15番(パー3)でティショットをピン左2mにつけた一打に加え、2ホールのパー5でもきっちりと伸ばすなど後半で4バーディを奪った。ティショットを左に大きく曲げて無罰で救済を受けたにもかかわらず、1.2mのパーパットを外した18番に悔しさは残るが、「良い距離のパットも入っているし、微妙な距離のパットも最後以外は決めきることができた」。ショットだけでなくグリーン上への評価も口にした。

2026年 全英オープン 3日目 松山英樹
前半のダブルボギーを取り返す展開に

今季のムービングデーは“鬼門”だった。シーズンここまでの第3ラウンドの平均スコアは「71.06」で各ラウンド別平均で最も悪く、ツアー全体でも137位。メジャーに限っても第3ラウンドで60台を記録したのは今季初で、第2ラウンド以下の数字で回るのも初めてだった。その意味でも、価値ある18ホールになった。

2026年 全英オープン 3日目 松山英樹
奇跡を信じられるストローク差

トップと6打差で迎える最終日。今大会では2日連続で3選手がメジャー最少スコア「62」を記録していることを念頭に、「明日そういうふうになれるように」と言った。初出場だった13年大会(スコットランド・ミュアフィールド)での6位というベストフィニッシュ更新はもちろん、その視線はさらなる高みを見据えている。(イングランド・サウスポート/中村文香)

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