山下美夢有が全英会場でPGAツアー選手と“共演”「キュンキュンしました」
◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(14日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7223yd(パー70)
山下美夢有はキラキラした目をしていた。メジャー最終戦の開幕2日前、「ヒーローズ・クラシック」と題されたR&A主催のイベントで、地元イングランド出身のトミー・フリートウッドと3ホールのラウンドで共演した。
「なんかいつもの試合より緊張した」というが、やはり女子メジャー覇者。持ち前のショット力でフリートウッドよりピンの内側に寄せる見せ場も作り、ギャラリーから歓声を浴びる場面も。ホールアウト後のあいさつではハグをされて、「キュンキュンしました」と満面の笑みで言った。
前年の「AIG女子オープン」(全英女子)優勝者として、全英オープン会場を初めて訪れた24歳にとって、なにものにも代えられない一日になった。午前中には同じダンロップ(住友ゴム)契約プロで、憧れの松山英樹の練習を目に焼き付けた。ドライビングレンジでは、2人で話し込む場面もあった。
普段は男女それぞれのツアーで戦っており、松山の練習を生で見られる機会はめったにない。「ゆっくりゴルフについて話せました。怖いイメージがあったけれど(笑)。こういう考え方があるんだな、こういう練習の仕方をしているんだなと。本当に濃い時間になりました」と感謝した。
イベントを終えると、大会連覇を狙うスコッティ・シェフラーが待っていてくれた。英語で会話を交わし、同じくディフェンディングチャンピオンとして迎える全英女子(30日開幕/イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)へのエールをもらった。
「もう夢みたいな感じで。こういう経験はもうできないと思う」。次戦の米女子ツアー「ISPS Handa スコットランド女子オープン」(23日開幕/ダンドナルドリンクス)を経てメジャー今季最終戦に臨む。「より一層、頑張りたいなと思った。良い流れで、AIGに行けたらいいと思う」。夢の一日を糧に、連覇に挑む大会へと向かう。(イングランド・サウスポート/中村文香)