105位からの大逆転へ 「397yd・パー4」でロリー・マキロイが1オンバーディ
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 3日目(16日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)
ロースコアを目指したムービングデーに驚愕の一打が飛び出した。ひとつ伸ばして迎えた前半6番、ロリー・マキロイ(北アイルランド)の1Wによるビッグドライブは、花道に着弾して転がりそのままグリーンに到達した。
ホールの表示は397ydのパー4だ。右ドッグレッグのため、ティからグリーンエッジまでの直線距離は360ydだが、1オンさせるためには350ydのキャリーが必要。「左から追い風が吹いていた。のせようとは思わず、近くまで行けばいいと。良いショットが出ればフロントエッジまで行くとは思っていたけど、完ぺきだったね」。ランを含めた計測では369ydを記録。2パットでこの日3つ目のバーディを奪い、中盤以降に勢いをつけた。
初日4オーバー105位の出遅れから、前日2日目に「67」をマークして1オーバー30位で決勝ラウンドへ。この日の6バーディ、2ボギーの「66」で3アンダー7位に浮上した。単独首位のアレックス・スモーリーとは3打差。12年ぶりの大会3勝目、4月の「マスターズ」に続くメジャー2連勝(通算7勝目)に向けた優勝争いに飛び込んだ。
「最後の3ホールを1アンダーで回れたら、(通算)5アンダーになって、リーダーはアンダーパーで回らなくちゃいけないと思うだろうと考えていた」。終盤17番(パー3)のボギーで思惑は外れたが、「ミスが出たけど、十分にチャンスがある」とうなずいた。
前日は強風のコンディションに見合わないピンポジションに苦言を呈した。3日目のセッティングを「数ホール易しくなったけれど、まだ厳しいところがあった」と評した。予選ラウンドで両日「72」以上だった平均スコアはこの日、「70.00」に。バーディも多く出た要因について、風向きの違い、距離が短くなったホール、「みんな慣れてきて正しいクラブ選択やグリーンの攻め方を学んだ」ことを挙げた。
大会によると、これまでのメジャーで初日を50位以下で終えた選手が優勝したのは4例だけ。第1ラウンド終了時のワースト順位は1996年「全米オープン」を制したスティーブ・ジョーンズの84位だった。105位からの大逆転となれば、スーパースターが次の金字塔を打ち立てることになる。(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア/桂川洋一)