パー3で「6」、パー5で「10」 中国の30歳が優勝争いからアーメンコーナーで崩壊
◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(12日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7565yd(パー72)
途中までは同組のスコッティ・シェフラーにだって負けない活躍を披露していた。首位に肉薄し、アジア出身選手として松山英樹以来のマスターズ制覇に近づいた李昊桐(中国)が後半、突然の大たたき。アーメンコーナーで“ダブルパー”を2ホール続けた。
風の読みが難しい後半12番(パー3)で、ティショット、打ち直しの3打目を続けて池に入れた。奥のカラーからパターで流し込み、必死のトリプルボギー。悲劇はこれで終わらなかった。
左ドッグレッグの13番(パー5)、2打目を左サイドに流れるクリークのさらに左に曲げ、茂みの中からかき出せずにボールを紛失。5打目でグリーンの左奥に運んだものの、パターでのアプローチはグリーンの向こうの小川に転がった。1罰打の後、打ち直して8オン。2パットで結局、「10」で終えた。1978年の中嶋常幸、2018年にセルヒオ・ガルシア(スペイン)が同ホールで記録したワーストスコア「13」よりは少なかったが、優勝争いからの脱落を決定づける悪夢には違いなかった。
李はDPワールドツアー(欧州ツアー)通算4勝の30歳。昨年の「全英オープン」で4位に入り、7年ぶり3回目の出場を果たした。PGAツアーに参戦した今季は直近まで4試合連続で予選落ち。オーガスタで復調し、この最終日を首位に4打差の7アンダー7位で迎えていた。
スコアは「80」で通算1オーバー38位に終わったものの、大トラブル直後の14番では1Wショットをフェアウェイに置き、2打目をピンそば1mにつけてバーディ。パトロンの惜しみない歓声が響いた。