2026年 クラブカー選手権

杉浦悠太の米国での「おいしい」 下部ツアーに日本から炊飯器も持ってきた

2026/03/30 09:09
杉浦悠太は米下部ツアー1年目をたくましく戦っている

◇米国男子下部◇クラブカー選手権 最終日(29日)◇ランディングゴルフ&アスレチッククラブ (ジョージア州)◇7185yd(パー72)

最終日が中盤に差し掛かった頃、杉浦悠太はラップに包んだおにぎりに手を出した。シーズン初の米国本土での試合では、日本から持ち込んだ炊飯器が役に立つ。「1.5合炊きの小さいのを。アジアンスーパーに日本のお米もあったので作っています」。補食で感じる故郷の味。ふりかけをまぶしただけで十分おいしい。

昨年、米ツアーの予選会を1次から受け、2次、最終を通過してたどり着いた下部コーンフェリーツアー。国内ツアーの後半戦に渡米し、テキサス会場でプレーした10月の1次では良い“出会い”もあった。初めて足を運んだ人気チェーンのステーキハウスに「6日間くらいずっと」通い詰め、すっかり虜に。直前の中南米シリーズでは食べられず、今週、久々にお気に入りの味とも再会できた。

おにぎりパクリ

1月に推薦出場したPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」は体調不良で途中棄権。日程が重なっていた下部ツアーの開幕2戦にも出られず、痛い目を見た。3戦目の「パナマ選手権」から2試合続けて予選落ち。「ソニーのときは(調子が)整っていたんですけど、まさかの病気で…。そこからなかなかうまくいかず、パッティングがイマイチだった」と、出だしでつまずいた。

アルゼンチンで初めて予選を通過し、次第に復調。「パットも全体的にもよくなってきた。いまの状態でどれだけ行けるかという感じです」と上り調子にある。

今大会で4試合連続となる決勝ラウンドを戦い、日曜日は首位と5打差の9位からスタートした。暴風の中、2連続バーディを奪った直後の7番で、4m以内のバーディチャンスから3パットボギーをたたいたのが痛い。「ティショットはきのうに比べて良くなったんですけど、ホントに小さいミスで流れが変わってしまうので残念」。2バーディ、4ボギー「74」で通算9アンダー。22位のフィニッシュが悔しい。

次週はフロリダへ

ゴルフの出来で気持ちが浮き、沈むのも環境に適応し、地に足がついてきたからこそ。「このレベルにも慣れてきた気はします。これぐらいだな…というのが、だんだん分かってきた。まずはトップ10くらいには入りたいですね」。次週はフロリダ州に移り「LECOMサンコーストクラシック」(レイクウッドナショナルGC)に出場。壁を壊すときは、そのうちきっと訪れる。(ジョージア州サバンナ/桂川洋一)

2026年 クラブカー選手権