遼、大会前の最後のラウンドに「ちょっぴり不安」
2010/03/24 09:56
米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」に2年連続で出場する石川遼。火曜日の指定練習日には、8時にコース入りすると準備もそこそこに、8時30分には1番ティグラウンドからスタートした。
グリーン周りの刈り込まれた花道や、決して長くは無いが密集度が高く粘り強いラフからのアプローチの練習を何度も行った。そして前日にも課題とあげていた6番パー5では、池越えで正面に2つあるバンカーの右側を狙いフェアウェイを捉えた。
「無理に距離を稼ごうとは考えず、あの辺を狙っていこうと思います」と戦略を立てるが、石川が狙った場所からの2打目で2オンを狙うのは、ほぼ不可能なほど距離を残すことになる。それでも、石川は無理な攻めは避けて3オン勝負にでることを考えている。
明日の水曜日はプロアマ戦が行われるが、石川にはお声がかからず、1日を通じてラウンドすることが出来ない。「正直、不安はあります。1日でグリーンの硬さも変わると思いますので。なのでスタート何ホールかは、グリーンの感じを確認しながらラウンドすることになると思います」と、すでに初日の戦略も立てた。
練習ラウンドを終えた石川は、ドライビングレンジに向かうことはなく、すぐにコースを後にした。この日は米国のゴルフ雑誌の表紙用の撮影が行われるからだ。知名度では、米国の雑誌で表紙を飾るまでになった石川が、今度は成績でも認められる選手になるためにも上位進出を目指す。