松山英樹は同組シャウフェレを称賛 「高校生以来」の1Wシャフトもテスト
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 2日目(13日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)
理想的なスタートによる期待は長く続かなかった。開始10番の2打目をピンそば1.5mにつけ、11番(パー5)は3打目のアプローチを1mに寄せた。2連続バーディで滑り出した松山英樹はその後、自ら「なかなかうまくいかない」と話すもどかしい展開を呼んだ。
1Wショットをカート通路近くの右ラフまで曲げた14番をはじめ、長いバーディパット、1mを超えるパーパットを打つホールが続く。18ホールで最もやさしい16番(パー5)は3打目でグリーンにのらずにパー。17番(パー3)ではアイランドグリーン上で緊張感のある2mを沈め、なんとか後退を免れた。
折り返し前後にガマンの限界が訪れる。18番、後半1番と10mから3パットによる2連続ボギーを喫した。前日に降った雨の影響は言い訳にしない。「グリーンの問題というよりは自分のパッティング。きのう、きょうとロングパットが悪い。ショートパットをリスクのあるパットにしてしまった」と唇をかむ。
3番(パー3)のボギーはTPCソーグラスのワナに誘われたもの。ピン筋に飛んだティショットがわずかに短く、グリーン手前の傾斜で大きく戻された。続く4番で1.2mのチャンスを生かすバウンスバックに「良いところと悪いところの差が本当に激しい。それを小さくしようと思っているが、なかなか思うようにはいかない」と課題を痛感した。
4バーディ、4ボギーの「72」。通算2アンダーのまま17位から28位に順位を下げた。予選ラウンド2日間は1Wのシャフトを黒いモデルに変更。グラファイトデザインの「ツアーAD EV」は2008年の発売で、先端が走るのが持ち味。長年愛用してきた同メーカーの「DI」とは“逆”とも言える特性を持つ。「使ったのは高校生のとき以来。球が上がりやすくなるかなと思って使ってみました」と試行錯誤の途中で実戦投入した。
同組でプレーしたザンダー・シャウフェレが通算10アンダーで首位と2打差2位につけ、優勝争いに加わった。松山は「2日間であれだけパットを外してあのスコア。(チャンスでもっと)入っていたら20アンダーくらい行きそうな感じだった」とショットの好調ぶりに舌を巻く。「あのゴルフをされたら(逆転の)チャンスはないと思いますけど、自分を良い状態に持って行って、ああいうゴルフを僕も続けたい」と懸命に背中を追う。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)