問われる「アイアンショットの精度」 松山英樹は新装・横浜で大会2勝目へ
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 事前情報(7日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)
これまで何度かプライベートでラウンドした経験のある横浜CCは、すっかり様変わりしていた。「特にバックナインはスタンドが多くて。16番のパー3はPGAツアーでプレーしている感覚になるようなショートホールだった」。ホスピタリティテントに囲まれたシグニチャーホールに驚いた松山英樹は、母国大会のリニューアルを心の底から喜んだ。
2021年に優勝した「ZOZOチャンピオンシップ」を引き継ぐ形で行われるトーナメントは、開催会場を千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブから神奈川県に移した。横浜CCが昨年までホストしていた国内ツアー「横浜ミナトチャンピオンシップ」への出場経験は松山にはない。前週からコースチェックを本格化し、6日(月)にアウト、7日(火)はイン9ホールを回って調整を施した。
横浜CCの東西両コースからピックアップされたPGAツアー仕様の18ホール。フェアウェイから起伏が大きく、それぞれの一打に精密さと対応力が問われる。多くのギャラリーをロープサイドに引き連れたこの日は、砲台グリーン周辺からのアプローチや、左足下がりのライを選んでバンカーショットを繰り返し練習。スピンのかかった鋭いチッピングで、ファンはもちろん、見学に訪れた日本の女子プロたちもうならせた。
リカバリーの重要性を背中で説きながら、松山はロースコアの争いも想定している。「距離が長いホールは3つくらいしかない。ショートアイアンの距離感、横幅の精度が要求される」と、チャンスをできるだけ多く作ってバーディを稼ぐ覚悟。「グリーンがすごく小さいので、どこに外すかも大事だと思うんですけど、やっぱりアイアンショットの精度も求められる」。自らの強みを発揮できれば、おのずと好結果につながるセッティングでもある。
1月の開幕戦「ザ・セントリー」で優勝。その後トップ10が一度もないシーズンはまもなく終わりを迎える。8月末にプレーオフシリーズを終え、9月に英国での欧州ツアー「BMW PGA選手権」に初出場。予選ラウンドを首位通過しながら13位で終えた4日間を「2日目までは良いプレーを見せられたが、3日目、4日目は納得いくプレーではなかった」と振り返る。「ただ、そこで気付いたことを踏まえて練習してきた。週末に良い結果を出せるように頑張りたい」。力の入りようは、もちろん普段以上だ。(横浜市保土ヶ谷区/桂川洋一)