2025年 全米オープン

河本力も「一番難しい」 超難関オークモント1番で122ydをパターで転がす仰天選手

2025年 全米オープン 事前 河本力
河本力は繰り上がりで2年連続の「全米オープン」へ

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(11日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)

5月の日本地区最終予選会で同会場の補欠1番手となり、繰り上がりで2年連続の出場を決めた河本力は会場に入っていきなり驚いた。10日(火)のパッティンググリーンで最初の1球を転がすと、「メチャクチャ速くて…。ホントに(狙いより)倍くらいの距離まで行っちゃいました」。まとまった雨が降った後でも、高速グリーンの仕上がりは恐ろしいレベル。強い傾斜との相乗効果で「下りは(スピードが)20フィート近く出ている感じ」と笑うしかなかった。

1番ホールから出た練習ラウンドでさらにビックリ。「1番が、一番難しいんですけど…」。488ydのパー4となる1番は左右のラフとバンカーのプレッシャーでフェアウェイがタイトになっており、打ち下ろしのセカンドで手前のスロープも厄介なグリーンを捉えるのは至難の業といえる。実際に直近の2016年大会でも最難関ホールとして選手たちを苦しめ、4日間で161個ものボギーが出た。

PGAツアーで戦うザック・ブレアは今週、このホールで仰天のプレーを披露している。残り122ydからパターで転がしたボールは硬いフェアウェイの下り傾斜でグングン加速。グリーンに乗ってすぐのマウンドも駆け上がり、ピンそばについた。

2025年 全米オープン 事前 河本力
パインハーストで予選落ちした1年前から特に磨いてきたショートゲーム

そんな想像を絶する舞台でも、河本にとっては昨年パインハーストNo.2で通算19オーバー153位に沈んだリベンジのチャンス。気後れはない。アイアンショットの縦距離の管理、ショートゲームの部分で着実に精度を磨いてきた自負がある。「去年よりは絶対に成長してきている。すごく楽しみです」とうなずいた。(ペンシルベニア州オークモント/亀山泰宏)

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