松山英樹は2試合ぶりの予選通過も「なかなかうまくいかない」
◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 2日目(23日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7289yd(パー70)
メジャーで20試合ぶり予選落ちの借りは、とりあえず返した。1アンダー35位から出た松山英樹は2ボギー先行の後、3バーディを奪って2日連続「69」。通算2アンダーで順位は35位のまま決勝ラウンド進出を決め「予選は通過できて、まあ良かったのかなと思います」と安どした。
前週の「全米プロゴルフ選手権」でメジャー連続予選通過が19試合で途切れた。この日は序盤3番(パー3)で3パットボギーが先行、7番ではフィニッシュを崩した1Wショットが右サイドのバンカーに入ったのをきっかけに2つ目のボギーを喫した。
カットラインとの攻防が始まったところ、折り返しの9番で2mのチャンスを逃さずバーディ。2オンに成功した11番(パー5)でスコアをスタート時の1アンダーに戻した。灼熱のダラス。17番で残り130ydからのウェッジショットが、ピンから10m遠ざかり天を仰ぐ。それでも、この長いバーディパットを沈めてアンダーパーでまとめた。
「(もっと)伸ばしたいですけど、なかなかうまくいかない」というのが本音でもある。終盤15番、16番(パー3)では4m前後のチャンスを外した。「良いところもありましたけど、特段良いわけでもない。これをしっかり続けてアベレージくらい(の出来)にできればなと思うんですけど」。首位とは9打差の現状に満足しない。
次週のシグニチャーイベント(昇格大会)「ザ・メモリアルトーナメント」(オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)まで4連戦と試合が続く。「スコアを少しでも伸ばして上位を争える位置まで持っていくことが大事かなと思います。良いプレーができるように準備します」と疲れた身体にムチを入れた。
