「AIじゃないよね?」勝みなみ、吉田優利、竹田麗央が全米プロ来場 松山英樹らに熱視線
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(15日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)
米女子ツアーを主戦場にする日本人選手が男子メジャーの会場を訪れた。今週はオープンウィーク。勝みなみ、吉田優利、竹田麗央が松山英樹をはじめとした男子トッププロのプレーに目を凝らした。
勝は13日(火)にミネソタ州で行われた6月「全米女子オープン」(29日開幕・ウィスコンシン州エリンヒルズ)の予選会を通過したばかり。「ショットの調子も安定して、フェアアウェイをほとんど外さなかった。(ホールアウト後)最初は通ると思っていなくて、キャディさんが『3位で通ったよ』と言ってくれました」とメジャーの出場権確保に安どし、14日(水)にシャーロットに入った。
米国で男子プロゴルフを生観戦するのは初めて。「集中して選手のプレーを見られますね。本当に皆さんうまい。粘っこいラフからも(チッピングで)普通に打って寄せる。なんで?と思うくらい。ギャラリーさんも多くて盛り上がっている感じが伝わります」と笑い、盛況ぶりにびっくり。主に松山や後続組のブライソン・デシャンボーらに注目した。
竹田も18ホールに渡って松山のプレーを観戦。吉田は他に同じナショナルチーム出身の金谷拓実、中島啓太、久常涼の組にもついて回った。
3人のうち最年長の勝が、15歳で国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」でアマチュア優勝を達成したのが2014年。ちょうど松山が米国で本格的にプレーし始めた年だった。それぞれが、実際の試合でプレーするマスターズチャンピオンの姿を見るのは初めて。「でも、まだホンモノか分からないです。“AI”じゃないよね?」と存在すら疑いながら楽しんでいた。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)