2025年 マスターズ

生涯グランドスラム“王手”は何人? マキロイは11回目の挑戦

2025年 マスターズ ロリー・マキロイ
悲願の「マスターズ」制覇を狙うロリー・マキロイ。今年こそ歴史を作れるか

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

タイガー・ウッズ以来23年ぶりの連覇を目指すスコッティ・シェフラーとともに注目されるのが、すでに今季2勝を挙げているロリー・マキロイ(北アイルランド)。2015年から挑み続ける4大メジャー制覇“キャリア(生涯)グランドスラム”の行方だ。

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これまで4大メジャー全てのタイトルを獲ったのは、ジーン・サラゼン、ベン・ホーガンゲーリー・プレーヤージャック・ニクラス、ウッズの5人。意外にもウッズと並ぶツアー最多82勝のサム・スニードは達成していない。1942年「全米プロ」からメジャー7勝を誇るが、唯一「全米オープン」の優勝を逃し続けた。

3つのメジャータイトル保持者はこれまで12人おり、マスターズを残しているのはマキロイを含めた最多の5人。うち、リー・トレビノ、トミー・アーマー(スコットランド)、ウォルター・ヘーゲン、ジム・バーンズの4人がグリーンジャケットに袖を通せないまま第一線を退いた。

2025年 生涯グランドスラム“王手”は何人? マキロイは11回目の挑戦

現役世代で史上6人目のキャリアグランドスラムに王手をかけているのは、マキロイ、フィル・ミケルソンジョーダン・スピースの3人。ミケルソンは「全米オープン」、スピースは「全米プロ」優勝で達成となる。

ロリー・マキロイと「マスターズ」
過去16回の出場で7回トップ10に入り、最高位は2022年大会の2位。10打差で迎えた最終日に1イーグル6バーディ「64」と猛追したが、優勝したスコッティ・シェフラーに3打届かなかった。11年大会は4打リードの単独首位で最終日を迎えながら、オーガスタでの自己ワースト「80」をたたいて15位。今年で11回目のグランドスラム挑戦となる。

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フィル・ミケルソンと「全米オープン」
ツアー45勝を誇る54歳は、2013年「全英オープン」優勝でグランドスラムに王手をかけた。「全米オープン」は1990年の初出場から昨年大会まで33回の出場。6回の2位(1999、2002、04、06、09、13年)を記録しながら惜敗を重ねてきた。22年から3年連続で予選落ちを喫している。

2023年 マスターズ  フィル・ミケルソン
フィル・ミケルソンは2022年からLIVゴルフを主戦場に(Patrick Smith/Getty Images)

ジョーダン・スピースと「全米プロ」
2017年までの3年間で3つのメジャータイトルを獲ったが、以降は足踏みが続いている。「全米プロ」は12回の出場でトップ10は2回。15年(ウィスコンシン州ウィスリングストレイツ)で2位、19年(ニューヨーク州ベスページ州立公園ブラックコース)で3位だった。3人の中では最年少の31歳と偉業へのチャンスは十分。

★そのほか3つのメジャータイトル保持者
トム・ワトソン(39勝/メジャー8勝)
レイモンド・フロイド(22勝/メジャー4勝)
リー・トレビノ(29勝/メジャー6勝)
・バイロン・ネルソン(52勝/メジャー5勝)
サム・スニード(82勝/メジャー7勝)
アーノルド・パーマー(62勝/メジャー7勝)
・トミー・アーマー(25勝/メジャー3勝)
・ウォルター・ヘーゲン(44勝/メジャー11勝)
・ジム・バーンズ(22勝/メジャー4勝)

※現在の4大メジャーは「マスターズ」(1934年~)、「全米オープン」(1895年~)、「全米プロ」(1916年~)、「全英オープン」(1860年~)。生涯アマチュアとして過ごしたボビー・ジョーンズは1930年に当時の4大メジャー「全英アマ」「全米アマ」「全英オープン」「全米オープン」を全て制覇した。

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