遼、名門・ペブルビーチで感激の初ラウンド!
石川遼にとって2010年の米ツアー初戦となった「ノーザントラストオープン」では見事に予選を突破し、32位タイでフィニッシュ。最終ラウンドを終えた当日には、2週連戦となる「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」の開催地へと移動し、8日(月)には疲れを見せることもなく、メインコースとなるペブルビーチGLで18ホールの練習ラウンドをこなした。
今大会は予選ラウンド3日間、決勝ラウンド1日という変則的な方式で、予選ではペブルビーチ、モントレーペニンシュラCC、スパイグラスヒルGCの3コースをそれぞれプレー。決勝ラウンドはペブルビーチで実施される。ペブルビーチは今年の「全米オープン」の舞台となっており、出場濃厚な石川にとって重要な意味を持つ大会となる。
世界でも屈指の名門コースとして知られるペブルビーチを初めてラウンドした石川は、「とにかく憧れていたコースの1つ。オーガスタやセントアンドリュースを初めてプレーした時と同じくらい嬉しかった」と目を輝かせる。同時に、喜びだけではなく、手ごたえもしっかりと掴んだ。海に隣接するペブルビーチは、石川も「風が重い」と表現する強い海風との戦いを強いられるが、「今日も風が吹いていたけど、風に流されにくいボールが打てるようになった」と、自らの成長を実感。「全体的なグリーンの形状も、だいぶ掴めてきた」と、初ラウンドで難コース攻略への糸口を見つけつつあるようだ。
本戦まで、残りは2日間。明日はモントレーペニンシュラ、明後日はスパイグラスヒルをラウンド予定で、3コースを1度ずつしかプレーできない見込みだ。今大会初出場の石川にとってはコースを知る上で厳しい状況にあるが、「想像がつかないので、楽しみでもあります。3つのコースをなるべく鮮明に覚えて行きたいですね」と、いつものように前向きな言葉が返ってきた。