2025年 WMフェニックスオープン

「しっかり打てた」パットから終盤3連続ボギー 松山英樹は不満だらけの1アンダー

2025年 WMフェニックスオープン 初日 松山英樹
松山英樹はグリーンで苦しんだ(Christian Petersen/Getty Images)

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 初日(6日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

流れはひとつのパットで急変した。後半6番、ジョーダン・スピースが15mを沈めた直後の松山英樹のバーディトライ。同じラインを辿るように放った13mは惜しくも外れ、2mオーバーした。慎重に打った返しも外して3パットボギー。4アンダーから後退し「ファーストパットはしっかり打てたんですけど、セカンドパットがうまくいかなかった」と悔やんだ。

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溜め息は次のホールでも、その次でも続いた。7番(パー3)で1.5mのパーパットを決めきれず、8番はグリーン左手前のラフからの3打目が5m近くショートして3連続ボギー。「7番もそうですけど、パットのフィーリングが良くない」。最終9番の寄せワンパーで、2日目に向けてなんとか踏みとどまった。

5バーディ、4ボギーの「70」。終盤に崩れても 1アンダー発進できたのは、前半インの粘りに尽きる。奥から下りのアプローチをピンそばに寄せた10番から、 1パットパーを開始3ホール続けた。

5Wでグリーン左手前のバンカーまで運んだ13番(パー5)で最初のバーディ。続く14番では花道からのチップを狭い落とし所にピンポイントで合わせてボギーを回避し、その後の4つのバーディに繋げたが、振り返ると「ああいうの(14番)しか、良いところがないです」と不満を口にした。

この日フェアウェイキープに成功したのは3ホールだけ。昨年9月の対抗戦「プレジデンツカップ」以来、約5カ月ぶりに 1Wをダンロップの最新シリーズ「スリクソン ZXi LS」のプロトタイプに替えた。「良いホールも何か所かあったんですけど、ラフに行ったりもした。逆球?それはあまりなかった。思うようなプレーはできなかったなって感じです」。感触と結果が完全には一致しなかった。

好発進のチャンスがあったようで「やっている本人はあんまり(好スコアの予感は)なかったですね。フェアウェイに行かないですし、グリーンにのらない(パーオン率55.56%、10/18)。パターも調子が悪い」と冷静に課題を並べた。首位に6打差の44位で迎える2日目は午後のティオフ。「感触が良かったわけじゃなかったので、修正してプレーしたいと思います」。群衆の向こうの練習場へ急いだ。(アリゾナ州スコッツデール

2024年 WMフェニックスオープン 初日 松山英樹 ハイライト
2024年 WMフェニックスオープン 初日 松山英樹 ハイライト
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