松山英樹「修正できなかった」 ショット&パットで苦戦し“76”
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 最終日(25日)◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)◇7765yd(パー72)
風向きが最終日だけ変わった。初日から3日目までは内陸から海側に吹いていたが、この日は海側からの風となり、体感温度はぐっと下がった。
6打差逆転を目指して3アンダー15位から出た松山英樹は出だしから苦戦を強いられた。1番セカンドショットは左ガードバンカーに入れ、約2mのパーパットを外してボギーを先行させた。
アゲンストの風が吹く2番、3番はそれぞれパーでしのぐも、4番はセカンドショットでピンハイにつけることができずにボギー。最初のパー5の6番はフィニッシュを取れずにティショットを左ラフに落とし、右手前のガードバンカーからの3打目はグリーンに乗らずのパーとなった。
折り返して以降も10番でピン方向に打った2打目は奥ラフまで転がり落ち、2mのパーパットを沈めきれずにボギーを叩くと、11番(パー3)、12番と3連続ボギーで後退した。3打目地点から打ち上げの13番(パー5)では、手前にガードバンカーがある右側にカップが切られた中でピンそば3m強につける好ショットも見せたが、バーディにつなげられず。バーディを奪えたのは18番(パー5)だけだった。
最終ホールこそピン奥2mにつけたのを沈めたが、1バーディ、5ボギーの「76」。フェアウェイキープ率は28.57%(4/14)で4日間で最も低かった。また、パーオン時の平均パット数は2.13で全体66位だった。「ショットもパットも修正しようと思ったけど、なかなかできなかった」と難しい一日だったという。今季3試合目は通算1オーバー32位で締めた。
今大会から4連戦を組む松山は、次戦は30日開幕「AT&Tペブルビーチプロアマ」(カリフォルニア州・ペブルビーチゴルフリンクス)になる。また、今週の舞台は1月にロサンゼルス近郊で発生した山火事の影響で3週後の「ザ・ジェネシス招待」で再び戻ってくる。
「年に2回同じコースでやることがないので楽しみです」と話した。次週フェデックスカップランキング1位を保ったまま、フィールドが絞られるシグネチャーイベント(昇格大会)を迎える。(カリフォルニア州サンディエゴ/石井操)
