金谷拓実は納得の65位スタート FWキープ率1位に「良いラウンドだった」
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(22日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)
サウスコースを回った初日、金谷拓実は4バーディ、3ボギーの「71」で回り、1アンダー65位で滑り出した。全体を見れば予選カットライン上ではあるが、距離も長くスコアが出にくいとされる方のコースをアンダーパーで回れたことに「もうちょっとボギーを抑えられたらとは思うけど、今日はティショットが本当に良くて。良いラウンドだった」と納得の評価だった。
この日フェアウェイを外したのは1ホールのみ。キープ率92.8%(13/14)は全体1位をマークする安定感で、セカンドショット以降の流れをつかむ大きな支えになった。「フェアウェイから今日はたくさん打つことができて。それが良かった」と、直近2試合ともに好調だった武器が光った。
3連戦目に臨む今季は決勝ラウンドに一度も進出できていない。沈みがちな空気を断ち切るための入念な準備はしてきた。試合を進めるにつれて、対応できていないと感じた硬めのフェアウェイ対策に「ウェッジのバウンスを少し減らした(削った)」と微調整を施した。チャンスメークやピンチをしのぐために重要なグリーン周りからのコントロールで重宝し、「後半のパー5とかでしっかり球を拾って打つことができた」という。
2日目は、トップ5に入った7人中6人が回ったノースコースをプレーする。「今日と同じように、しっかり落ち着いて。いいショットをフェアウェイに打ち続けられれば」と意気込んだ。初日の好感触を追い風に、弾みをつけて週末へ乗り込みたい。(カリフォルニア州サンディエゴ/石井操)