後半4連続バーディで「70」も 久常涼はパッティングに苦戦
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 2日目(17日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)
PGAウエスト・スタジアムコースの10番からティオフした久常涼は、前半は苦しい展開が続き、通算7アンダーの47位で2日目を終えた。
出だしから約2mのフックラインがカップ左に外れ、14番までスコアは動かぬまま15番で3オン2パットのボギーが先行。16番(パー5)はティショットを右ラフに外し、2打目を左サイドのフェアウェイバンカーに入れて4オン2パットで2連続ボギーを喫した。浮島グリーンが待つ17番(パー3)は2mのパーパットを沈めてピンチをしのぎ2オーバーで折り返した。
前週の「ソニーオープン」からグリーン上では首をかしげる仕草が続く。微調整は続けているものの、好感触を得られない要因はストローク、ライン読みの「どっちも」だと言う。「スピードとタッチが合わないと、きれいなグリーンでは入らない。流れが良いと入るようになるけど、(その流れが)途切れちゃうと全然入らなくなる」
後半は4番(パー3)から4連続バーディを奪取。6番では10m弱をカラーからパターで流し込み、7番は2mのバーディパットを沈めた。後半の盛り返しで5バーディ、3ボギーの「70」にまとめた。「前半がすごく悪かったからどうなることかと思ったけど、スコアが伸ばしやすいアウトコースでしっかりバーディを獲れたのがよかった」と安どしたが、上位進出への不安は取り除けていない。
あす18日(土)の予選最終日はロースコアが出やすいラ・キンタCC。「スコアを出していかないと上には行けない。上位陣はすごく伸びているのでしっかり追いつけるように頑張りたい」。トップとは9打差。バーディをひとつでも獲りにいく姿勢は変わらない。 (カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)