寝違えに悩んだのは過去の話 星野陸也はルーキーイヤーに新トレーナー帯同
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 2日目(17日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)
星野陸也はニクラス・トーナメントコースを1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」で回り、トップと6打差の通算10アンダー20位で2日目を終えた。前半4番(パー5)で残り250ydから5Wで2オンに成功し、2mを沈めてことし初のイーグルを奪取。連日のアンダーパーに繋げた。
DPワールドツアー(欧州ツアー)を経由して臨むPGAツアーのルーキーシーズン。「一昨年(2023年)あたりからつけるようにしている」トレーナーは、今季新たに小林恭平氏に専属でお願いし、万全の体制を整えている。寝違えで首を何度も痛めたのは昔の話。「海外に来ることを見越して、日本で治療やケアの仕方を覚えるためにいろんなところに行った。ヨーロッパに行き始めた2年前あたりには、日本で痛めやすかった部分を痛めることはなくなった」という。
かつて日本全国を一緒に旅したこだわりのマットレスや枕も、持ち歩かなくなった。「海外のベッドはすごく硬かったり、軟らかかったりする。それももう気にせずに寝られる。うまくトレーニング、ケアをすることで疲れは取れる。(ボールを)飛ばすためというよりも、けがをしない体作りをすることが大事」と理解を深め、強靭な体に変わった。
あす18日(土)の予選3日目は10番スタートの最後の組で回る。ティオフは午前10時42分で「ようやくきょうは寝られそう。少し早く帰って寝ようと思います」と連戦の疲労回復に備えられそうだ。
相手にするのは決勝ラウンドでも使用されるスタジアムコース。プレー済みの2コースに比べてロースコアを出す選手が少ないメインコースでの戦いを前に「セカンドショットでしっかりチャンスにつけられるように踏ん張って。少しでもいいスコアで回れるようにしたい」と意気込んだ。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)