米国男子ツアー

ミッシェル・ウィが憧れのタイガーに接近!

2004/01/16 09:00

天才少女ミッシェル・ウィ(14歳)は、故郷ホノルルで行われるソニーオープンに参加。これは彼女にとって初のPGAツアー大会となる。ソニーオープンに備えて彼女はメルセデス・チャンピオンシップ・プロアマ大会に参加したが、そこで彼女のアイドルであるタイガー・ウッズに初めて会い、一緒に写真を撮ることができた。

「僕より背が高かったなんて知らなかった」と188センチのウッズは5センチ身長の低いウィをからかった。中学3年生のウィにウッズは幸福を祈り、また彼女のソニーオープンのスポンサー招待のことを「すばらしい」と述べた。その後メディアを通じてウッズは彼女にアドバイスを与えた。「彼女はもっと試合経験を積み、試合に勝つコツを学ぶべきだ」と幼いころから試合に参加してきたウッズは語った。「私の父は勝利への執着心があった。私も勝つこつを学んだ。今の彼女にはこれが必要だと私は思う。これを若いときに蓄えればもっと良いキャリアを迎えることができるだろう」。

プロアマ大会のパートナー、ジョン・ハストンに『選手』として称賛を受けたウィは、5月以降、アマチュア選手としてPGAツアーに参加する3人目の女性となった。 だが、PGAツアーの壁は厚く、PGA栄誉の殿堂に仲間入りしたアニカ・ソレンスタム(コロニアル)やクラブプロのスージー・ウェイリー(ハートフォード)は予選落ちした。

ティム・フィンチェム 理事長にPGAツアーに参加する女性に対しどう考えているかと質問したところ「勿論もっと面白くなる。スポーツを面白くさせるものはとてもメリットのあるものだ。ただ競争心のない選手が常に参加することが良いかどうかは別問題だ。しかし現状ではこれは問題ではなさそうだ」と答えた。

また、3月18~21日の間、アリゾナ州のフェニックスで行われるLPGAセーフウェイ・インターナショナルのスポンサー免除枠にウィは応じた。彼女は6試合、LPGA大会に参加するつもりである。昨年彼女はLPGA7試合に出場し、6試合予選を突破している。ソニーオープンに出場しますます経験をつんだ彼女がこの試合でどのような結果を出すのか興味深い。

Golfweek