「獲得できてうれしい」松山英樹が銅メダル 日本男子ゴルフ初の快挙
2024/08/05 00:38
◇パリ五輪 男子 最終日(4日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7174yd(パー71)
松山英樹が「パリ五輪」の銅メダルを獲得した。11アンダーの4位からスタートし、6バーディ、ボギーなし「65」で回り通算17アンダー3位でフィニッシュ。日本の男子ゴルフ界に初の五輪メダルをもたらした。
首位を3打差から追いかけたこの日は前半アウトで4バーディ。後半は10番、12番でさらにスコアを伸ばした。1つ後ろの最終組が停滞した終盤も、松山のプレーは安定。13番からパーを並べ続けた。
メダル獲得が決まると、日本代表の丸山茂樹監督とハイタッチ。公式会見で「丸山さんはリオ(2016年)から監督をやられていて、前回(21年東京)もとれなかったですし、今回こうやって銅メダルを獲得できてうれしい」と喜んだ。
松山は初日に8バーディ「63」をマークして8アンダー単独首位発進。2日目を「68」でまとめ、首位タイで迎えた前日3日目に「71」で4位に後退していた。
2021年「東京五輪」では72ホールを終えて3位タイとなり、銅メダルをかけた同スコアの7人によるプレーオフで敗れた。パリは「3年前以上の結果を必ず出せるように頑張りたい」と意気込んで迎えた自身2回目の五輪だった。
日本勢によるゴルフの五輪メダル獲得は、2021年「東京五輪」で女子の銀メダルを手にした稲見萌寧以来2人目。