松山英樹「3年前以上の結果を必ず」 東京はプレーオフ敗退で銅メダル逃す
2024/07/29 21:06
◇パリ五輪 男子 事前(29日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7174yd(パー71)
8月1日(木)に開幕するパリ五輪の男子ゴルフに向け、日本代表の松山英樹と中島啓太が公式会見に出席した。
前回の東京五輪で銅メダルをかけたプレーオフで敗れている松山は「自分の国で、プレーオフで負けてしまって、メダルを獲れなかった悔しさは今でも覚えている。その後の3年間でけがもして、優勝もほぼできなかったですけど、またこの場所に戻ってこられてうれしい。3年前以上の結果を必ず出せるように頑張りたい」と決意をにじませた。
66位だった2週前のメジャー「全英オープン」を終えてからは英国・ロンドンに滞在。コンディションを整えながら準備を進め、「今の状態はすごくいいと思う。すごく楽しみな一週間になるんじゃないか」と手応えも感じている。
初めてとなるル・ゴルフ・ナショナルは「どこがというより、全部大事です」というタフなコース。フェアウェイはタイトで、ラフやバンカー、池がしっかりと利いている。「ティショットをミスすると、セカンドショットがタフなアングルになったり。その分(グリーンを外した時の)ショートゲームも大事になってくる」
総合力を求められるのは、最高峰PGAツアーでの戦いにおける“日常”。その舞台でオールラウンダーとしてトップレベルを維持してきた積み重ねがある。「自分がベストコンディションに持っていければ、チャンスはかなり高くなると思う。そこに向かって調整するだけ」。落ち着き払った様子で集中力を高めた。(フランス・パリ/亀山泰宏)