タイガー・ウッズに「ボブ・ジョーンズ賞」 USGAで最高の名誉
2024/03/04 13:27
全米ゴルフ協会(USGA)は2日、最も権威のある「ボブ・ジョーンズ賞」の 2024 年受賞者にタイガー・ウッズを選出したと発表した。授賞式は同協会が主催する「全米オープン」開催週の6月12日に、大会会場のパインハースト・ビレッジ(ノースカロライナ州)で行われる。
メジャー通算15勝のウッズは「全米オープン」で3勝(00、02、08年)を挙げ、アマチュア時代には「全米アマ」で3勝、「全米ジュニア」でも3勝した。USGAのマイク・ワンCEOは「この賞は、成績だけでなくゴルフの成長、イメージを永続的に変えた人を評価するものです。タイガー・ウッズと成績で肩を並べる選手はとても限られており、さらに将来ゴルフをする世代に与えた影響という点では彼は別格です」とコメントした。
ウッズは今回の受賞に「ボブ・ジョーンズはその誠実なプレーのゆえに、私たちのゴルフゲームにおいて柱となる人物です。彼の名を冠した賞をいただき、彼の遺産を受け継ぐ多くの先人たちの仲間入りができて本当に身が引き締まる思いです。そして私のキャリアとゴルフゲームにとって大きな意味を持つ栄誉を受けることは、特に意味があることです」とコメントした。
1955年から毎年授与されている同賞は、「球聖」と称され、マスターズ創設にも関わったUSGA競技9勝のレジェンド、ボビー・ジョーンズの精神、人格、ゲームへの敬意に由来するもの。過去にはアーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、ベン・ ホーガン、ミッキー・ライトらが受賞しており、23年はジョニー・ミラーが選ばれた。