暗闇で残した4mのバーディパット 松山英樹は23ホールで6打差を追う
2024/02/11 11:51
◇米国男子◇WMフェニックスオープン 3日目(10日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
松山英樹が後半14番のグリーンに上がった時は、日が沈み切る直前だった。残したバーディパットは4m。ラインを読むためにしゃがみこんだが、パッティングは打たずにマークした。第3ラウンドは13ホールを終えて通算7アンダー、暫定19位で5ホールを持ち越し、最終日を迎える。
悪天候によりスケジュールが大幅にずれ込み、この日は第3ラウンドを午後2時40分にティオフ。前半5番でバーディを先行させたが、6番でティショットを左に曲げてボギー。伸ばせないまま折り返した後半で2バーディを奪ったものの、ショットのミスに怒りを隠せない様子だった。
2つ目のバーディを獲った10番も、1打目のドライバー、アイアンと続けてバンカーにつかまりながら、ピンまで23ydのバンカーショットを直接カップに叩き込んだ。13番(パー5)のティイングエリアでは、下半身リードを確かめるように動きを確認。ティショットはフェアウェイに置いたが、2打目が左のラフに入り再び表情が厳しくなる。それでも3打目を1mにつけて通算7アンダーまで伸ばした。
14番に駆け込みドライバーを握ると、ティショットはフェアウェイを捉え、202ydの2打目をピン右4mのチャンスにつけた。最終日は午前7時30分(日本時間11日午後11時30分)に、バーディパットから再開する。
悪天候による初日の順延により、松山は2日目も第1ラウンド未消化分の11ホールと、第2ラウンドの18ホールをプレー。変則的なスケジュールが続く中、残り23ホールで6打差を追いかける。(アリゾナ州スコッツデール/谷口愛純)