2024年 WMフェニックスオープン

荒天でコースが水浸し 13年ぶりにプロアマ中止

2024/02/08 10:28
荒天でプロアマが中止

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 事前(7日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

7日(水)に予定されていたプロアマは、悪天候により中止になった。正午頃から激しい雷雨、さらには雹(ひょう)まで降り出した。グリーンやバンカーに水が浮き、コースは水浸し。練習場をクローズして様子を見ていたが、午後1時に中止が決まった。

TPCスコッツデールが会場となった1987年からの歴史の中で、プロアマが中止になるのは2011年以来2度目。加えて、ことしは異例の寒さが当地を見舞った。PGAツアーによれば、この日の平均気温14度、最低気温7度は例年を下回る数字だという。

プロアマが無くなり2時間半の練習

通常、2月のフェニックスの平均気温は18度で、日中は日が出れば20度を超えることもある。午後にスタート予定だった松山英樹は、この日は長袖やベストを着て練習していた。

突然の雹(ひょう)で避難するギャラリー

プロアマは中止となったが、集まったギャラリーは悪天候なんて気にも留めていない様子。大会名物のスタンドに囲まれた16番(パー3)では、午後からコンサートが行われた。大音量で音楽が鳴り響くなか、晴れ間がのぞくと観客からの「フォー!」という歓声が上がる。やっぱりことしも、にぎやかな1週間になりそうだ。(アリゾナ州スコッツデール/谷口愛純)

まさかの雹(ひょう)

2024年 WMフェニックスオープン