唯一のボギーは“スタジアム”での3パット シャウフェレ「自分自身にブーイング」
2023/02/10 14:00
◇米国男子◇WMフェニックスオープン 初日(9日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
ザンダー・シャウフェレは、この日唯一のボギーを名物パー3の“スタジアム”16番で喫した。同組のトニー・フィナウがあと少しでホールインワンというスーパーショットを見せた後、ピン下15mから3パット。スタンドの大観衆からブーイングを浴び、「僕も自分自身にブーイングしたよ」と苦笑いした。
それでも直後の17番で取り返し、後半アウトで2バーディを追加した。フェアウェイキープ率は42.86%(6/14)にとどまったが、「ラフに入ったとしても、ほぼ正しいサイドにいた。かなりいい仕事ができた」。セカンドを狙いやすいアングルに置くことを徹底し、的確にグリーンをとらえた。
5バーディ、1ボギーの「67」で4アンダー暫定3位の好発進。この大会では6ラウンド連続60台となり、通算21ラウンドで平均スコア「67.76」をマークしている。当地で20ラウンド以上をプレーした選手では歴代トップの数字だ。一昨年2位、昨年3位と「(優勝への)扉を壊す準備はできている」と相性の良さを自覚して戦う。
「たくさんのトッププロがいて、お酒を飲んでパーティだってできる。ゴルフ好きでなくても楽しめる。ファンにとっては、ここがナンバーワンだと思うよ」。大好きなフェニックスで、今年こそ頂点を狙う。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)