米国男子ツアー

練習ラウンドにオーガスタへ足を運ぶ大勢のギャラリーたち/マスターズ

2007/04/03 09:00

出場の選手と同じように感動しているのが、初めてこのコースを訪れているファン。スーパーボウルやケンタッキー・ダービー、インディ500、ヤンキースタジアムでのワールドシリーズ7戦目、あるいはNCAAバスケットボールの決勝戦。大のスポーツ好きにとっては、死ぬ前に一度は見てみたい試合があるが、そのひとつが、オーガスタ・ナショナルでの「マスターズ」なのだ。

記者
「抽選でチケットが当たり、初めてオーガスタ・ナショナルを訪れたそうですが、何年くらい挑戦したのでしょうか?」

ファン
「過去10年申し込んでいました。」

記者
「当選したと知ったときはいかがでしたか?」

ファン
「それはもう最高に嬉しかったです。テレビでは、この美しさは伝わりませんね。完璧に仕上がったグリーンにフェアウェイ、究極のコースですよ。」

記者
「私は3度目ですが、練習日のギャラリーとしては過去最高だと思います。」

トーナメントといえば日曜日が盛り上がるものだが、これだけのパトロンが集まり、オーラが出ているようなこのコースでの月曜日の雰囲気は、間違いなくほかのトーナメントでは見られないもの。エキサイトしているのは選手も同じで、昨日の日曜日の時点ですでに53人の出場者が登録を済ませている。普段の大会なら移動日となる月曜日に選手を見かけるのは稀だが、それだけ「マスターズ」は特別な大会なのだ。